リサイクル・テクノロジーの飛躍的進歩:アパレル業界最大の挑戦である混紡布地の繊維リサイクルがついに実現、日本の大学も参戦

H&Mの非営利財団、H&M Foundation (H&Mファウンデーション) とHKRITA(香港繊維アパレル研究開発センター)は、4年間の革新的なパートナーシップ「循環型アパレル・リサイクル・エコシステム・プログラム(Closed-Loop Apparel Recycling Eco-System Program)」において、科学的熱水処理で品質を保ちながら、混紡布地(=2種類以上の質の違う繊維を混ぜて作られた布地)を、新しい布地や糸にリサイクルする技術開発に成功しました。この技術は、今後世界中のファッション市場での実用化に向けて研究開発が継続されます。アパレル業界最大の挑戦である、混紡布地製品のリサイクルがついに実現したことは、廃棄物ゼロの「100%循環型ファッション業界」を目指すことにおいて飛躍的前進と言えます。

「とても長い間、ファッション業界は衣服の大半をリサイクル出来ずにいました。混紡布地を分解し再生利用可能にするこの革新的な開発技術は、状況を一変する可能性を秘めています。H&Mのお客様が店舗に持ち込んで下さった古着が、HKRITA主導のこの重要な研究を実現させました。この技術開発をさらに推し進め、市場で実際に普及される日を楽しみにしています。」(H&M Foundation プロジェクトマネージャー、エリック・バン)
H&M Foundation とHKRITAのこの4年間のパートナーシップの目的は、混紡繊維の衣類をリサイクルする技術を少なくとも1つ考案することです。パートナーシップを結んでから1年目に、HKRITAは、日本の愛媛大学と信州大学の協力を得て、コットンとポリエステルの混紡繊維製品を分離しリサイクルする、科学的熱水処理手法を開発することに成功しました。再生したポリエステルは、品質劣化も無く、そのまま再利用が可能です。この熱水処理では、コットンとポリエステルの自己分離に、熱、水、5%以下の生物分解性の無公害薬品のみが用いられます。この布地から布地のリサイクルは、コスト・パフォーマンスが高く、環境に対する2次汚染を引き起こすことも無く、再生された素材の長期間の持続的利用を可能にします。

■H&M Foundationとは
ファッションブランドH&Mの創業者であり主要オーナーであるステファン・パーソン一族が設立した世界規模の非営利財団。そのミッションはコミュニティや人々、革新的なアイデアに投資することで長期的にプラスの変化を生み出し、生活環境を改善することです。世界中の重要な組織と提携し、「教育」、「清潔な水」、「平等」、「地球の保護」という4つの分野に変化をもたらしことを目指します。また、緊急支援にも注力しています。ステファン・パーション一族は2013年以来、11億スウェーデンクローナ(1億5400万ドルまたは1億2300万ユーロ相当)を財団に寄付しました。詳細については、http://www.hmfoundation.comをご覧ください。
■HKRITAについて
HKRITA(香港繊維アパレル研究開発センター)は、2006年に創設された、公的資金を受けた応用研究センターです。香港特別行政区政府のイノベーション・テクノロジー基金に資金援助を受けている、5つの応用研究センターの1つです。HKRITAは、繊維・衣料業界を支援し、サステイナブルな改善を推進し、社会の向上を促進するための、ミッドストリーム、ダウンストリームの応用研究に携わっています。詳細については、http://www.hkrita.com/about-usをご覧ください。

投稿者: 管理

昭和32年生まれ。すでに還暦を迎えてしまったおじいちゃんです。 22歳にして結婚。24歳で1児の父となり、49歳ですでにおじいちゃんとなってしまった。 若いうちに結婚し、子供ももうけたので年を取ってからは楽な生活が待っている!と期待しながら若い時を頑張ったのに・・・w 苦労しながらでも楽しい家族を持てたことは最高の幸福です。 今後は、悠々自適な生活を送りながら・・・ と夢だけは持っていますw